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地球から比較的近い“岩石型”太陽系外惑星の多くは、見た目は地球に似ていても光合成に使えるエネルギーが極端に少なく、生物は単細胞のまま停滞している可能性がある――そんなモデル結果を北アリゾナ大学(NAU)の研究チームが示しました。研究は29個の近傍岩石型惑星について、星から届く光の量や利用できる表面積などを基に「光合成可能量」を推定しています。
普通ではない点は、「地球型=生命豊か」という直感が通用しないことです。特に赤色矮星という小さな恒星に近い惑星群では、光の波長や強さ、惑星表面の一部しか日光が当たらないなどの条件で、総合的な光合成量が低くなりがちとされています。記事では有名なTRAPPIST-1eも地球の約21%しか炭素固定(光合成で取り込む炭素の量)できないと試算されました。逆にごく一部の惑星(例:GJ 1061cやK2-3dなど)は、条件次第では地球より進んだ生態系が育つ可能性があると示されます。
ただし、これらはあくまでモデルの推定です。大気の厚さや組成、惑星の自転状態(潮汐ロックか否か)、クラウドや塩分など現地条件が大きく結果を左右します。研究者自身も不確定要素を認めており、今回の結論は「可能性の提示」にとどまります。
興味深いのは、年齢が古い惑星でも光資源の制約で進化が止まるという点です。地球と似たサイズや軌道だからといって、生物多様性が自動的に増えるわけではない――この違和感が、宇宙での生命探しの考え方を静かに揺さぶります。
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