米軍が実用レーザー兵器を量産へ ドローン迎撃で“弾薬を電力で再生”する機構とは?

アメリカ陸軍が、ドローン対策用の高出力レーザー兵器の量産契約を承認したと報じられました。対象はAeroVironment社の「LOCUST X3」と呼ばれるシステムで、報道では契約額が4億6,500万ドルに上ると伝えられています。特徴はモジュール式で、車両や基地などさまざまなプラットフォームに取り付けられる点です。

普通の銃やミサイルと違い、レーザー兵器は“弾薬”が光つまり電力です。報道はLOCUST X3が「電力マガジンを再生する」方式を掲げ、比較的低コストで連続発射できる可能性を示唆しています。これは弾薬の補給や保管に伴う制約を変える点で、軍の運用概念を変えかねない話です。

ただし、公開情報には慎重さが必要です。陸軍やメーカーの公式プレスリリースへの直接リンクは記事に示されておらず、実際の納入台数やスケジュール、現場での運用実績については明確な数字が出ていません。報道が指す「マガジン再生」の具体的な技術仕様や、長時間の連続運用での性能も現時点では詳細が不明です。

それでも、実戦配備に向けた量産契約は象徴的です。無人機(ドローン)が広く使われる現代戦で、弾薬ではなく電力を“撃つ”武器が現実の選択肢になりつつあるという点で、日本を含む世界の軍事常識に影響を与えます。電力供給、冷却、誤射や民生機との誤認など運用面の課題は残り、これらをどう解決するかが今後の焦点になるでしょう。

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