世界的大災害で「生き残りやすい国」はどこか?学術比較で浮かぶ意外な答え

核戦争や巨大火山噴火、隕石衝突のような“世界規模の大災害”が起きたとき、どの国が相対的に生き残りやすいか——そんな問いを、学術誌に掲載された比較研究が検討しています。研究はリスクを「日射遮断(太陽光が届かない事態)」「インフラ破壊」「生物学的危害(感染症や毒性)」の三つに分け、国ごとの耐性を比べました。結果として最も有利だったのはオーストラリアでした。

なぜ普通ではないのか。研究が注目したのは「どれだけ外部に依存しているか」と「自国でどれだけ食料や工業基盤を維持できるか」です。富裕さや発達した産業、輸入への依存度の低さが生存率に寄与すると評価され、地理的に孤立した南半球の国が有利に働いた面も指摘されました。これが「一国の安全は戦力だけで決まらない」という直感に反する点です。

具体的には、オーストラリアは農地の広さや資源、貿易依存の相対的低さから総合点が高くなりました。一方、日本は食料や資源の多くを輸入に頼る構造が評価に影を落とし、南半球ほど日射遮断リスクに強いわけではないとされます。

ただし注意点もあります。この記事が参照した研究の細かい数値評価方法や国別スコアの算出基準、論文の公開日や識別子(DOI)は本文に明示されていません。研究自体は学術誌に基づく議論として妥当ですが、評価の重み付けやモデルの仮定次第で結論は左右され得ます。

結局、今回の比較は「どの国が絶対的に安全か」を示すものではなく、特定の種類の世界的大災害に対して相対的に強い国と弱い国を照らし出したに過ぎません。現段階で確かなのは、富と産業基盤、食料自給力、貿易依存度といった平時の国の構造が、極端な非常時に大きくものを言う、という点です。

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